ラー油を楽しもう

〜 プロジェクト ひとりでできるもん! 〜
Last Update: 19th,Aug,2000
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概要

暑い夏。ちょっと食欲が落ちてきたこの時期に、ふと目にとまった1枚のWWWページ
なになに、ラー油を作るとな。ふむふむ、生成ブツが大量ではない。ほ〜う、簡単でありながら香りも良くて、辛味も調節できる。

いいぢゃ〜ん
という訳で、我が家でちょいと作ってみた時の記録です。
 

本日の素材

今回は初めてということもあり、ごくごく普通のラー油で試してみようと、以下の材料を用意しました。出来上がりは全部で100cc超になるような分量です。
材料 ニンニクや長ねぎは単なるラー油の香り付けだけではなく、これそのものも調味料として楽しめますので、多めに用意するとよろしいかと思います。

Let's Cooking!

基本的にはこちらの作り方と一緒ですので、合わせてご覧下さい。
  1. 鷹の爪を戻し、サラダ油に香りをつける
    一日経った状態 ごま油以外の材料を陶器に入れ、一日程度放置しておきます。こうする事で乾燥している鷹の爪が戻って、サラダ油に色が付きます。また野菜の香りも付きます。
    放置する場所は直射日光の当たるような場所でなければ、温度等を気にすることなく、どこでもよいようです。ゴミが入らないようにラッブ等を被せておきましょう。
    材料を入れる陶器はケーキ屋さんの「かぼちゃプリン」の器(直径5cm、深さ4cm程度)を使いましたが、オーブンで使える陶器ならば何でも良いでしょう。少し深めのものが良いかもしれません。

  2. 加熱する
    加熱中… 160度に暖めたオーブンレンジに一日放置していたものを入れ、加熱します。この温度ではフタは要りませんので、外してください。
    7分程するとグツグツとし始めますが、それだけでは辛味があまり出ていません。低い温度で鷹の爪の辛味を煮出す感じで、さらに5〜10分加熱します。たまに様子を見て、焦げないように注意しましょう。
    オーブントースターでも加熱はできますが、中の温度は200度を超えるため、加熱時間に注意しましょう。最初は陶器にホイル等でフタをして、材料に直接熱が伝わらないようにした方が良いでしょう。余熱を利用しながら加熱すると良いかもしれません。

  3. ごま油を加える
    仕上げにごま油を加え、温まるまで加熱します。あまり長時間加熱すると、折角の香りが飛んでしまいますので、決してグツグツさせないで下さい。
    なおどうせこのごま油の香りは数日で飛んでしまうので、ここでは入れずに使用する直前に混ぜ合わせる方法もあると思います。お好みでお試しください。
できたぁ! 淡いオレンジ色ですね 完成するとこんな感じになります。
色は市販のものに比べてはるかに薄いです。ものの本によると一回使用した油を使うと色が濃くなるそうですが、それでは折角の風味が落ちそうで、あまりお勧めできません。鷹の爪の皮を多めにし、種を少なめにすると辛味もそのままで色濃くなるかもしれません。次回作るときに試してみましょう。

香りは絶品です。ごま油を始めとしてニンニクや白ねぎの香りが立ち上っています。自家製に比べると、市販品はまったく香りが飛んでしまっているのが良くわかります。

お味は…とにかく辛いです。試食の際には注意しましょう。不用意に舐めると大変なことになります。調理する際には用途に合わせてサラダ油やごま油で薄めることも検討してください。時には勇気ある撤退も必要です。
しかし辛いといっても、単純な辛さではなく複雑で深みのある辛さなので、飽きるということはありません。

なお香り付けに使った野菜たちですが、これはこれでおいしいので、捨てることなく取っておきましょう。炒め物の際にちょっと混ぜると、香りに深みがでてとてもおいしくなります。

最初は結構大量に見え、半年分に思えた約100ccのラー油も、結局1ヶ月持たずになくなってしまいました。

おいしい応援団

折角ですので、 我が家で試してみたラー油を使った料理をいくつか紹介します。
餃子 茹でたもやし
定番の鍋貼餃子 ラー油といえば定番ですね。
ごま油やニンニクの香りとピリリとする辛味で、常日頃食しているものとぜんぜん違って感じます。
もやしを茹でたもの 薄く塩を加えたお湯で茹でたもやしとみじん切りにした長ねぎに、ほんの少々のラー油と香り野菜、しょうゆ少々で味付けします。もやし自体の味が淡白なため、ラー油の辛さがストレートに伝わりますから、必ずごま油で薄めて使ってください。もやしのしゃきしゃきした歯応えとラー油の辛味が絶妙です。
中華奴 苦瓜の油炒め
中華奴 細かく刻んだザーサイに、ラー油の底に沈んでいる香り野菜を混ぜ合わせてキンキンに冷やした豆腐の上に乗せます。これも豆腐自体が淡白なため、香り野菜に含まれているラー油はよく切って使いましょう(完全に絞ってしまうとそれはそれで物足りないのですが…)。 苦瓜を炒めたもの 薄く切った苦瓜と水を切った豆腐を炒め、最後に溶いた卵をかけあわせました(「ゴーヤチャンプルー」もどきと思いますが、私はオリジナルを食したことがないので…)。火から降ろす直前に香りをつけるように鍋肌に回しいれ、ざっとあえます。多少多めに入れても大丈夫ですが、くれぐれも加減を調節してください。


いただきまぁ〜す

やっぱり新潟の夏は、枝豆がないと始まりません。これまたちょうど旬であるキスの刺身なんかがあると、いくらでもビールが飲めてしまいます。うーん、しあわせ…
いっただきま〜す
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